SSブログ

時差と時制 [φ(..)メモメモ]

2009年1月20日

  今日はバラク・オバマの大統領就任式と就任演説がアメリカ合衆国首都ワシントンで行なわれる。いま西海岸は朝の7時30分をまわったところだが、東海岸は3時間時差があり、午前10時半過ぎ。就任式は東部時間の11時半ごろから始まり、お昼ごろに就任演説があるはず。

  ソネットのホームページにワシントンの様子を伝えるニュースのリンクが載っている。

全米が熱狂と緊迫…首都に200万人「歴史この目で」
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20090120-570-OYT1T01099
- 読売新聞 [01/20(火) 22:59]

  ワシントンの日本人記者が書いた記事を日本時間の20日22時59分に発信している。この時間はアメリカの西海岸だと20日午前5時59分、東海岸だと20日午前8時59分。つまり就任式の2時間半前ということ。

  で、気になったのは、記事の時制です。「連邦議事堂前の「ナショナル・モール」に詰めかけた群衆は興奮しながら、新大統領の就任演説を待ち構えた。」 なぜ過去のこととして語れるのだろう。いずれ就任演説も終わり、過去の記事になるからだろうか。

オバマ氏、間もなく米大統領に就任
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20090120-570-OYT1T00925
- 読売新聞 [01/20(火) 21:44]

   こっちの記事は、最後の段落の前までは「バラク・オバマ前上院議員(47)は20日午前11時半(日本時間21日午前1時半)から、ワシントンの連邦議会議事堂前で大統領就任式に臨み、宣誓を行い、第44代米国大統領に就任する。」、「・・・・・・を訴える。」、「・・・・・・に取り組む。」、「副大統領には、ジョゼフ・バイデン前上院議員(66)が就任する。」、「・・・・・・宣誓の言葉を唱える。」と過去時制を取っていない。しかし最後の段落で、「その後の就任演説で、オバマ氏は、米国が金融危機に伴う景気後退や、イラクとアフガニスタンの「二つの戦争」を抱える国難に直面しているとしたうえで、政府の「変革」や、「国民の団結」「政府や市民の責任と透明性」などを訴えるものとみられる。」という「予想」のあと、最後の一文は「就任式会場やパレードルート周辺には、約200万人とも言われる市民が集まり、祝賀ムードに包まれた。」と過去時制で、混乱している。


タグ:時制
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。